Photoshopはペイント系ソフトとして優秀
フォトショップは一般的には画像編集ソフトとして認知されていますが、イラストや図形描画などのペイント系ソフトとしての機能も抜群なんです。
おおかたは、画像処理用に特化した利用がされているので意外にシンプルな「直線の描き方」や「四角や円の描き方」でさえ、どう描画すれば良いのかサッパリわからないという声も聞きます。
例えば、フォトショップの「図形ツール」で「中の色は無しで、シンプルなアウトラインだけの図形を描きたい」と考えた場合、手探り状態で感覚的に操作してみたところで図形の中に色が入ってしまったり、レイヤーがおかしくなってしまったりしてトラブル続きで上手く描けないようです。
これではフォトショップで描画すること自体がストレスになってしまい、もったいないです。
そこでまずは、フォトショップでの「シンプルな直線の描き方」と「シンプルな四角や円の描き方」を解説して行きたいと思います。
シンプルな直線の描き方
ツールの中からブラシかエンピツを選択して、始点をクリックし、Shiftキーを押しながら終点をクリックします。これで直線が描けます。
補足になりますが、事前にツール一番下にある「描画色」をクリックしてからカラー指定したり、「ブラシ」パレットや「プラシプリセット」パレットを開いて「線の太さ」や「描画モード」などの設定をしておきます。
シンプルな四角や円の描き方
●選択ツールの中から長方形・楕円形などを選択して、ドラッグし、任意の点線図形(選択範囲)を描きます。その際、選択範囲オプションのぼかしを0ピクセルに設定しておくとクッキリした線が描けます。
更に、メニューバー → 編集 →「境界線を描く」をクリックすると
「線の色、線の太さ、描画モードなどを設定するダイアログ」が開きますから各種設定しOKをクリックしますと描画は完成します。
これは、線だけが描かれ、中塗りは無い状態です。
●この方法以外では、例えば長方形選択ツールで(以上の方法で) まずは四角形を描いてから消しゴムツールで余分な線を消すことでも線が引けます。
●または、ペンツールでパスを描き、パスを選択範囲に変換してから上記方法を適用しても描けます。
他にも、選択ツールの中には水平、垂直の1ピクセルだけを選択できるツールもありますから、それで選択範囲を作り上記方法を適用しても線は描けるのです。