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Photoshopの「データ容量」肥大化の原因と対策
Photoshopで作業をしていると容量はどんどん増えていきます。
レイヤーを重ねながら、あらゆる編集処理を行っていくとファイル容量が少しづつ肥大して作業中に画面が固まったり、最悪 落ちることもあります。
データの破損やPCが止まる事態を防ぐには作業中の「こまめにな上書き保存」が必須ですが、上書きしてデータが重くなるにつれて「上書き保存の待ち時間」も長くなるものです。
Photoshopの中の不要なデータを削除して「リサイズ」
軽く快適に作業するためには、Photoshopにたまる不要なゴミデータは見つけ次第「削除」しサイズダウンします。
1.切り抜きツールで不要部分を削除
Photoshopで「合成画像」を作る時など元画像にさまざまな素材( 画像)を貼り重ねて目指すイメージになるよう試していくのですが、その際「余計な画像」が残ってしまうケースがあります。
中でも元画像の設定領域から ”はみ出した大きな画像” が外領域に残っていると結構、重いのです。
例えば「100mm角のファイル」を作成したとして
「新たに画像素材をペースト」して「拡大」し、その後「不要部分をツールで削除」したとしても、実は100mm角の領域外に拡大した画像がまだ残っていることがあります。
- 不要部分を「完全削除」する
[すべて選択]→[切り抜きツール:「切り抜いたピクセルを削除」にチェック]→[必要部分を囲み削除]
注:この画像が印刷用でのIllustratorへリンク、または「埋め込む」場合は解像度を原寸(縦横サイズ)で300dpi以上になるよう調整してから削除します。
2.レイヤーを統合しながらバックアップしていく
だんだん増えていくレイヤーを出来る限りまとめていきます。
紙面上の構成やレイアウトが固まりデザインが ある程度 定まってきたら
「完成したレイヤー」から徐々に統合し「バックアップ・ファイルとして保存」していきます。
- 現状をバックアップ用に「別名保存」
→ 編集を終えたレイヤーを「統合」し作業を続ける
→ 現状をバックアップ用に「別名保存」(…を、キリの良いタイミングで繰り返す)
→ 完成後レイヤーは「すべて統合」→「1枚画像化」で保存(→ Illustratorにリンク配置等) - あった場合は「バックアップ」から「作業対象のレイヤー」をコピペして作業します。
- 修正依頼が入稿する時はすべて統合します。
3.パス・アンカーポイントをシンプルにして「PostScriptエラー」を防ぐ
「パス」や「アンカーポイント」が多過ぎると
それだけで「PostScriptエラー」の可能性も出て来るので可能な限り減らします。
- 「オブジェクト」 → パスの削除
- 「パス」パレット → パスを削除
4.環境設定やPC内部を見直し整理する
Photoshopの「稼働領域」を増すため「環境設定」や「PC内部」を見直し整理します。
- 環境設定(⌘+K)を開き→ 仮想記憶ディスクの設定 → (デフォルト設定の)起動ディスクを確認
→仮想領域に「外付けHD」を追加
→Photoshopへの「メモリー割当量」をMAXにする - 「起動ディスク」内の不要なソフトやファイルを削除、もしくは外付けHDに移動して稼働領域を増やす。
不要なソフトを入れ過ぎると”PCが混乱”して解析に時間を要することがあります。
使わないデータは整理して「シンプルな装備」に。 - Photoshop作業中は他のアプリケーションを停止しておく。
- 可能であれば「Photoshopのバージョン」や「PCの性能」を上げることも良策といえますが、比較的容易で効果的なのは「メモリー増設」です。
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